世にも奇妙な芸短7不思議
気の弱い人は読まないでください

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1 トイレのおばけ

ある晩のことだ。
声優研究室から出ると、少しひんやりした空気が私を襲った。夏だというのに、どうしてこう寒いのかと両手で両腕をさする。ほんの気休めの暖かさが体に宿る。 早く帰ろう。薄暗い通路を早歩きで進んでいく。が、不幸なことに途中でどうしてもトイレに行きたくなった私は、仕方なく女子ロッカー室にあるトイレに駆け込んだ。
辺りは静まり返っていて空気は冷たい。
正直、気味が悪かった。
さっさと用を足してしまおう、と便座に腰を下ろす。
そういえば、このシチュエーションにぴったりの都市伝説があったのを思い出す。確か、公共トイレの上を見ると女が見下ろしている…というものだ。思い出したら、また寒気がした。心なしか、視線も感じる気がする。いやいや、そんなはずはない。ただの都市伝説に何を怖がっているんだ、馬鹿馬鹿しい。いるわけないと上を見上げたら、何もな かった。

「ほら、やっぱりね…いるわけないじゃない。」

緊張がとけて、しばらく笑っていると、ドアを何かが伝った。それは、赤い雫だった。

「え…?」

どんどんどんどん伝ってきて、それはやがて文章になった。

【顔、ちょうだい】

スッと後ろから、生暖かいものが頬に触れた気がして、思わずそこから逃げ出した。
逃げた先で、警備員さんに出くわして、最初に指摘されたのはべっとりと頬についた血だった。
昔、このあたりは池だったらしいのだが、そこで顔をなくした子供が見つかる事件があったらしい。私が見たのは、その幽霊だったのだろうか。そして、あの子供は今でも顔を求めてあのトイレにいるのだろうか…

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2 図書館の本が消えた

図書館の本がある日消えた。貸出記録は、ナシ。
どこに行ったのだ?厳重なセキュリティをかいくぐった盗難か?それとも神隠しか?
捜索したところ、本棚の奥に隠れていたという。

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3 花瓶に突然花が咲く

昨日まで何もなかったはずの花瓶に突然立派な花が咲いた!

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4 池の主

昔は、大きいコイたちが泳ぎ回っていたらしいが、今はザリガニたちが君臨している。誰かが放したらしい。
なので、大きいコイはことごとくザリガニの餌食になってしまい、今は小ぶりなコイしかいない、のかもしれない。
実際に池をのぞくと大勢のザリガニが見える。雨の日にはたまに、渡り廊下まで進出してきているのが発見されたりもする。
ちなみにお世話係は、警備員さんである。ごくろうさまです!

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5 何故M棟ではなく P棟?

わがメディア・芸術学科の建物はP棟と呼ばれている。

メディア棟、ならば「M棟」であってもよさそうなものであるが、なぜPなのか?
実は、このPはpublicの頭文字である。実は、メディア・芸術学科は改称する前、もともと「広報学科」であった。

広報、つまりpublic relationsの頭文字を取ってP棟というわけである。
その後、学科名は変わってしまったが、その名残で名前はそのままになっているというわけなのだ。

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6 音声スタジオの扉

扉の奥にまた扉…その向こうは一体?
実は怖くてだれもまだ開けた人はいません(本当?)

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7 芸短に現れる虹

最後はきれいな話を。
芸短の地面に、たまに虹が出る。空ではない。地面なのだ。
いかにも自然に恵まれ、光が満ちあふれる芸短キャンパスらしいと思いませんか?
出没する条件:天気が晴れである。
出没場所:北門駐輪場。

探してみてね!

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