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迷いながらも

阪急山本駅から約1時間半、3回ほど乗り換えJR姫路駅に辿り着いた。姫路に来たのはこれが初めてだ。駅構内は思っていた以上に広く、迷いそうになった。中央出口から降りると、目の前に姫路城が見え、思わずカメラを向けてしまった。
肝心の猫カフェは、駅から徒歩約5分(といっても一度迷ったため、実際はもう少しかかったが)。「パステルおみぞ商店街」を出てすぐ隣にある「ミフネビル」の2階。気を抜いていると通り過ぎてしまいそうになるため、注意しておかなければならない。 店の前につくと、店長の佐々木明香さんが出迎えてくれた。抱っこは禁止、撮影の際はフラッシュ禁止などの注意事項をよく読み、いざ入店!

店内は落ち着いた雰囲気の癒し空間

カフェに入るなり、1匹の黒猫ちゃんがカウンターにて出迎えてくれる。店内はゆったりとした空間で、カウンターだけでなくソファも幾つか設置されていた。そのため、訪れた人たちにとっても過ごしやすい空間となっていた。猫カフェには数えるほどしか行ったことがなく、そのどれもがソファはなく、座布団やクッションに座っていた。たしかにその方が猫ちゃんとの距離も近くなるが、ぼーっとしにくい空間でもあった。そのため、このような空間は新鮮だった。また、漫画や雑誌も置かれていたため、猫ちゃんと一緒にぼーっと過ごすのには持って来いの空間だ。

頑張って撮りましたが…。

店長である佐々木さんとのお話を終え、いよいよ猫ちゃんたちの撮影会。カフェには9匹の黒猫ちゃんがまったりと過ごしている。首元には色のついた襟が巻かれており、その色に因んだ名前が付けられていた。たしかにこれだととてもわかりやすいため、猫ちゃんたちとお話ししやすい。ただ、時間が午後3時ということもあり、多くの猫ちゃんはゆったりとお休みしていた。ちょっと残念。
そんな中、元気よく遊んでくれる子もいた。白い襟の女の子、しら雪ちゃんだ。昔、交通事故に遭ったらしく、後ろ足にその影響が出てしまっている。しかしそんなの気にしないと言わんばかりに、遊び始めると店内を走り回っていた。実際、今回撮った写真の中では、しら雪ちゃんの数が圧倒的に多くなるほどだ。

多くの人に愛されている空間

テーブルには「Cat Cafe ねこびやか らくがきちょう」というものが置かれていた。中には可愛らしいイラストがたくさん描かれていた。そして、「また来ました」というリピーターの声も多くあり、多くの人に愛されているカフェなのだと感じられた。

取材も撮影も終わり、そろそろ帰ろうというところでカウンターには緑の襟の女の子、みど梨ちゃんが立っていた。「まだ帰りたくないよー」と思いつつ、最後にその立ち姿をパシャリ。また会いに行こうと思う。

 

ちなみにこちらのカフェ、会員になるといろいろな特典があるのだが、その中でも特に興味深いのが、2店舗目へのご招待だ。実は姫路市内に、「cat cafe ねこびやか -88番地-」という隠れ家的な猫カフェもある。住所は非公開。遊びに行くためには、まず黒猫カフェの会員になる必要がある。住所を公にしてしまうと、自宅で飼えなくなった人たちが88番地の店に置いて行ってしまう恐れがあるからだ。しかし、1人でも会員がいればグループで行くことも可能だ。色んな雑種の猫ちゃんがおり、里親も募集しているとのこと。他にも様々な特典があり、登録料・年会費等は一切かからないので、会員となって是非そちらの方にも足を運んでみては?

  

「癒し」ですかね。
 猫カフェを「別空間」という風に考えている方も多いです。そのため、仕事に疲れたり、日常でしんどくなった時に猫カフェに来ることで、スタッフと喋ってスッキリ、猫たちと遊んでスッキリすることが出来ると思います。  この空間にいるだけで癒しになるという方も多いです。本を読んだり、ぼーっと過ごされる方が比較的多いため、癒しが一番大きいと思います。

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