やり切りました!
ウェブ制作は、ドラマでした

大阪芸術大学短期大学部メディア・芸術学科(伊丹)、メディア・芸術学科、出版コース教授松尾理也

簡単便利なはずのウェブ。作ってみるとこんなに大変なんて

みなさん、ウェブって簡単・便利なものだと思っていませんか?

確かに、「見る」場合はそうです。特にスマホ時代になってからは手のひらの上からいつでもどこでも、なんでも情報が手に入る。あまりの便利さに、ほとんど中毒症状のユーザーも続出です。

でも、それは表向きのこと。いざ、その「便利」なウェブサイトを作ってみると、これがややこしいんです!写真をきちんと指定サイズにトリミングし、検索用のタグやら説明やらを貼り付け、ウェブライティングの基準に照らして文章をリライトする。おまけに、最近はスマホ用とPC用の二種類を作らないといけない…。

この卒業制作「TanTan Web」は、そんな学生たちの汗と涙が詰まったウェブサイトです。ひごろ、目にもとまらぬ早業でスマホを使いこなしている学生たちが、思いがけない作業量に悲鳴を上げていた光景が、今でも目に浮かびます。

ウェブ制作だけではありません。当然、その前に取材や編集作業がありました。電話でアポを取る、インタビューに行く、テープお越しをしながら原稿にまとめる…。

そんな膨大な作業があってはじめて、簡単便利なウェブサイトができるということを体験した学生たちは、きっと社会にでてからも「発信者」として活躍してくれることでしょう。期待しています。そして、おつかれさま!

(大阪芸術大学短期大学部メディア・芸術学科教授 松尾 理也)

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