『届け』
〜落ち込んだ時に聴く曲〜
１年次に制作した自作本『謳う音 紡ぐ言の葉』の中から届けたいモノを抜粋して紹介します。自分の想いを言葉と写真、共感した歌詞に乗せて創りました。不安な時や落ち込んだ時など、そんな時の誰かの心に寄り添えるように願って創りました。本にしたモノたちが誰かの心に少しでも届いたら嬉しいです。
『灯籠』
自分の中の想いを言葉と音と写真に乗せました。不安な時、落ち込んだ時、寂しい時に寄り添えるように、そんな時に心に届くように願って創りました。 誰かに少しでも届けば幸いです。 本から、創った詩と、響いた歌詞と撮った写真を一部抜粋して紹介します。
『Memory』
はらはら、はらはら、はらり
晴るる原 君が詠む歌や 一輪草
他には何にもいらないから
波立つ夏原
涙尽きぬまま泣くや日暮れは、夕、夕、夕
夏が終わって往くんだね
僕はここに残るんだね
ずっと向こうへ往くんだね
そうなんだね
『夜行』－ヨルシカ
君とひっそり家を抜け出して
色んなことをしたね
今でも覚えてる
誰も知らない
何にも縛られないで
笑いあったあの日々
二人だけの秘密
手を繋いで歩いたあの道を
君と渡しあったあのぬくもりを
ふざけて笑いあったあの笑顔を
今も僕は鮮明に覚えてるんだ
『Message』
今日も空が綺麗だから
下を向くのをやめようと思った
今日も空が綺麗だから
とりあえず明日まで生きれると思った
今日も空が綺麗だから
下を向かずに歩こうと思った
今日も空が綺麗だから
少しだけ頑張って生きようと思った
『今日も空が綺麗だから』－傘村トータ
青い どこまでも青い空に手を伸ばした
なぜだか泣きそうで
涙が零れてしまわないように上を向いた
まだ泣くときじゃない
下を向くときじゃない
あの澄んだ青空に誇れるように
ふと見上げた空のように
前を向いて生きていこう
明日を生きてゆこう
『Scream』
これから僕らは とりとめもない自由の果てに
騙され、踊らされ、生きていくのだ
これから僕らは 巨大な何かに揉まれていく
さよなら、情景
これから僕らは 春が巡れどもこの先は
綺麗事で騙さなきゃいけない
引き返せない
戻れやしない
それでも最後に笑うのは僕らだ
『自由に捕らわれる』－カンザキイオリ
いつかきっと心から笑えるように
翻弄されようが 迷おうが
生きていかなくちゃいけない
何度くじけても 何度も転げても
立ち上がっていかなきゃいけない
それでも いくら汚れてたって
これは僕の人生だ
昔自由に描いたあの地図を
澄んだ心を
失わないように
捕らわれようが 馬鹿にされようが
嗤え 生きろ
『Wish』
言葉にならない寂しさを埋める世界を探そう
言葉にならない痛みを埋める世界を選ぼう
二人で
迷いあって 巡りあって 痛みも涙も
笑いあって 探しあって 二人の血で埋めよう
騙された日々も、曲げられた意思も
間違いじゃない、間違いじゃない きっと
『quiz』－花譜
何が間違いで 何が正しいのかなんて 誰にも分らない
価値観だって 正義だって 何もかも 人それぞれだ
押し付けるものじゃない 振りかざすものじゃない
全ては僕らしだいだ
自分で決めなきゃいけない 見つけなきゃいけない
つかんだモノは 誰かにとっての不正解で
だけど 君が掴んだのなら それは君にとっての正解なんだ
未来は誰だって予想できない 怖い 痛い 苦しい 暗い
それでも立ち止まれない 逃げてもいい
君がそう思ったのなら そう決めたのなら
「大丈夫。間違いじゃない。大丈夫だよ。」
『片割れ時』～あとがき～
ここまで紹介した歌詞、僕が書いた詩をなぜ選んだかというと、僕自身が音楽に救われているからです。特に今回選んだ曲、フレーズに心を動かされました。
もともと僕は自分のことを話すのが苦手で、誰にも本気で伝えたことがありません。伝える勇気も、伝える言葉もありませんでした。その時から音楽が好きで、よく歌ったりしていました。なぜかその時だけは自分が出せるような気がして、何かあったとき、言葉にできない感情を音にしていました。音楽のおかげで、心の叫びを音にでき、救われ、軽くなり、つながれ、自分を知ることも誰かを知ることもでき、僕が僕らしくいることもできました。
だから他のだれかにこんなにも素晴らしい音楽があることを伝えたい、自分が助けられたように誰かの助けに、きっかけになれたらと思いました。
創作の詩は、曲を聴き景色を見て感じた事、自分が思っていること、伝えたいことを言葉にしてみました。最初は怖かったです。けれどこの機会しかないかもしれないと感じたのと、少しでも誰かの力になれたらなって思ったので勇気を出してみました。言葉にするのは難しかったけど、楽しかったです。
興味があればぜひ載せた曲を聴いてみてください。『生きる』を謳った音楽です。これをみて、聴いたあなたが勇気を持てたらいいなと願っています。
