手のひらサイズに詰まった
ガチャガチャ世界とは

ガチャガチャの世界

 「ガチャガチャ?子供の遊びでしょ」って思いませんでしたか? 手のひらほどしかないカプセルの中にはこだわりの作品が詰まっています。日本の職人技や歴史、色んな観点で覗いてみてはいかがでしょうか。 そこにかける思いやメッセージ性(誰が使うねんというものもあります)があふれる世界観はここでしか得られません。 ぜひお気に入りのガチャガチャを見つけてみてください。

おもしろガチャガチャ

そこに意味はあるのだろうか日常を切り取るおもしろガチャガチャ

ガチャガチャを探し求めて歩いていると、たまに誰が買うかわからない商品に出会います。 公衆トイレの模型や、違いが分からないポテトチップスのサンプル食品とか…。(のりしおとコンソメの形の違いが判別不能です) しかし、想像以上の再現性を目の当たりにしたとき、あなたきっと虜になるでしょう。リアルさを追及した謎な小物はガチャガチャの醍醐味と言えるでしょう。 今回はあえて私が出会った不思議な商品をご紹介していきます。

鳩の模型ガチャガチャ

鳥だけど表情で訴えます「疲れ切ったハト」

私の一番大好きなシリーズです。ちょっとふっくらしているハトがかわいいですが、魅力は何といってもその表情!
疲れを全身で表現するのはもちろんのこと、彼らはまるで営業に疲れ切ったサラリーマンのような目でこちらに静かに訴えかけてきます。

また、この顔が人間により過ぎず、ハトのかわいさを保ったままというところに職人の技を感じます。

ちなみに私は、コンプリートを目指してこれまで10回以上回してきました。一回300円なので3000円以上課金していることになりますね…。

しかし、いまだに全5種コンプリートしていません。同じ種類が5個出てしまいました。ガチャガチャあるあるですね。これぞガチャガチャの醍醐味です。

そして、この商品には1羽ずつ名前がついています。
つかれたハト・クタクタにつかれたハト・つかれきったハト・ヘトヘトにつかれたハト・つかれはてたハトです。それぞれ特徴があってかわいいですね。個性あふれる疲れ方をハトで表そうと最初に考えた人は誰なんでしょうか。

公衆電話ガチャガチャ

フィギュア業界震撼の模型ガチャガチャたち

写真は一回300円で引ける公衆電話のコレクション。なんと、NTT東日本が出しています。公衆電話界の公式といっても過言ではないと思います。 ラインナップは全6種。見慣れた緑のものだけで3種あり、黒いフォルムの型もあります。私の近所の消防署に昔あったのを思い出し、なんだか懐かしくなりました。
そして、赤電話機。これは私たちの親世代にも懐かしいのではないでしょうか。30円で使え、駄菓子屋の前なんかにおいてあったそうです。細かい部分までフォルムにこだわっており、300円とは思えません。写真外にも、受話器が二つ付いているデュエットフォンや、皇室記念品となった幻の金の公衆電話もあります。
続いてはバスの降車ボタンです。あの、最初の人だけが押せる、無性に押したくなるボタンです。そんな時にこの模型はどうでしょうか。
なんと、真ん中の本物そっくりのボタンを押すと、「ピンポーン。次止まります」と言ってくれるんです!しかも赤く光ります。
このガチャガチャは子供の夢を叶えてくれる代物かもしれません。今、私の部屋の壁にはバスのボタンが至る所についています。つまり押し放題です。これを引かない手はありません!

三つ目はガチャガチャ本体の模型。「ガチャガチャミニ」シリーズ。ガチャガチャを回す日々は新しいものと出会う喜びとともにあの回す瞬間がとても癖になります。
そんな回す感覚いつも手元に。という作品がこのガチャガチャのミニチュアです。カラー展開も豊富で実に5種類。装飾や機能にもこだわりが感じられ、とても小さいのに実際に回して中身を引くこともできます。中からはピンセットでつまめるような透明の丸いガチャガチャカプセルが出てきます。

そして、驚くべき機能はガチャガチャマシーンの本体が何段でも重ねることができることです。普段目にしているガチャガチャは基本2段編成。
下にはキャスターがついており、移動が可能です。それを忠実に再現しています。また、中身のピンセットサイズのカプセルだけも商品の1つです。本体が出てこないので一見はずれのように見えますが、これを出せば中身がパンパンになり、見栄えがよくなります。これは1/6と出る確率が低く、レアリティーがあります。
ここまで小さいものに細部まで作りこめる技術が数百円で買えてしまうこの時代。フィギュアが何万円とも言っていられないかもしれません。

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