大阪芸術大学短期大学部に
空飛ぶ茶室がやってきた

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長期休暇中である2022年2月に完成した「空飛ぶ茶室」。 しかし、4月になってようやく完成していたことに気付いた芸短生たちは一つの疑問でいっぱいとなっていた。 「あのオブジェクトの中はいったいどうなっているのだろう」と。 そんな芸短生の疑問のため、ライティングコースの我々が 「空飛ぶ茶室」の取材を行い、中が一体どのようになっているのか調査をしてみた。

茶室の中に入ってみよう

梯子を「空飛ぶ茶室」まで運び、立てかけるとようやく茶室の中へ入る準備ができた。梯子を上る前に靴を脱ぎ、梯子に足をかける。足場が安定していないのか少し揺れることがあり、高所恐怖症である自分は足を踏み外した場合の恐怖と揺れで梯子が倒れた場合の恐怖を感じ、茶室に入る前からかなり緊張していた。その恐怖とともに茶室への梯子を上り茶室の扉を開けた。

茶室の中はこんな感じだった!

扉を開けてみると自分たちが想像していたような茶室とはまるで違う空間がそこにあった。  茶室というとまず和室が広がっていてその中に掛け軸や座布団があり、茶をたてるための道具が置かれている、そんな室内を想像するだろう。  しかし、「空飛ぶ茶室」の中に広がっている空間はというと、中央に大きなテーブルが置いてあり、その周りを囲むように、掘りごたつを想像させる座席が作られていた。広さは3畳もあるかわからない、それぐらい狭い空間ではあるが一度に6人が入ってもあまり揺れを感じず、強度はかなり高く作られているようだった。  白い壁紙と砕かれたガラス細工によって内装が彩られており、とても明るい空間となっていた。窓を開けてみると風が吹き抜け、心地よい室温となる。校舎側を向いているので日の光を感じることもできる。広い空間だとは言えないが、居心地の良い空間であることは間違いないだろう。

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