ライティングの学生が取材!
天王寺動物園の情報誌Together

Together

大阪芸術大学短期大学部の伊丹学舎の図書館やメディア棟に置かれているTogetherという情報誌を認識している人はいるのでしょうか。Togetherとは、ライティング・編集・取材・Webコースの学生が、二ヵ月に一回天王寺動物園に取材に行き掲載していただいている天王寺動物園の情報誌です。年6回あるうちの取材の担当者が、アポイントからすべて自分で熟し、取材の仕方を学びます。

職員さんへの取材の様子

実践、どれだけ質問できるか?行うのが難しい取材の様子

初めて行くときは、松尾先生と2年の学生も1年の学生と一緒に行きます。2年の先輩のフォローを受けつつ、取材経験を積むという趣旨です。天王寺駅から、天王寺動物園の事務所で、職員さんに挨拶と手続きをします。去年と比べて、見たことがないなと思う顔が多く、職員さんの顔ぶれが結構変わっているようにみえました。
職員さんに先導されて、取材を約束した動物のところに向かいます。動物によっては、檻越しでもすぐそばにいることも、檻越しではなく同じ部屋で取材ができることがあります。実際に、去年私が2回取材した中で、アルダブラゾウガメの取材時は同じ部屋で、取材させてもらい甲羅を触らせてもらえました。取材する動物の担当の職員さんに、準備した質問や、途中で疑問に思ったことをどんどん尋ねます。コミュニケーション能力を試されるので、どんな些細なことでも話題の種として、どんどん口にすることを心がけます。

取材の様子

情報誌の作成に関わる上で、どこまでが私達の仕事なのか

取材は締め切りの一か月前には行うようにしています。取材を終えると1200字前後の原稿を書き上げます。これは、締め切りの二週間前を意識して、先生に校正をお願いします。数日後に帰ってきた校正をもとに、書き直します。素直に直す部分や、これは通したいなどのこだわりを反映した原稿を再度、先生に提出します。先生と話し合い、完成した原稿を、株式会社ウーマンライフ新聞社に送ります。
後日ゲラと呼ばれる、レイアウトが完成した試し刷りの原稿が送られてきます。この原稿をチェックして、問題がなければそのまま通してもらいます。ここで、我々学生は仕事がなくなって、肩の荷が下ります。約一か月後に出版された現物が、教室の机の上に置いてあります。すっかり終わったことにしていたので、「出来上がったよ」と、先生に声をかけられて思い出すまでが、私の一連の流れになっていました。

PAGETOP