学生の遊び場大調査！
休日はどこで遊んでるの？
ふと思い返してみると、休日は家でばかり過ごしている。友達と遊ぶ時でさえ、私か相手の家に集合だ。世間の学生たちは一体どんな休日を過ごしているのだろうか？疑問を抱いた私は、ゼミのメンバーから遊び場を聞き出し、現地調査をすることにした。
「 A 」が多かったあなた
体育祭後に「こんな私について来てくれてありがとう！応援団やって本間によかった！赤團最高♡」てタイムラインに載せてる人。ハッシュタグは＃最高の仲間＃プリント倶楽部
「 B 」が多かったあなた
一番やばい分類の人間
毎月のバイト代を全て趣味と推しに貢いでいる
「 C 」が多かったあなた
少女漫画を実写化した映画は制覇してる人
フットワークが羽のように軽く、LINEの返信も早すぎていつ寝ているのか本当に謎
「 D 」が多かったあなた
診断メーカーめっちゃする人
フルネーム→名前（漢字）→名前（ひらがな）の順にすべてをチェックして、どれをシェアするか迷う
※全て私の偏見です
学生の遊び場大調査！休日はどこで遊んでるの？
第１話 ヒトカラデビュー
普段はフレンドリーを装っているが、実は私は一人が大好きだ。どのくらい好きかというと、家の中で一番好きな隠れ場は机の下というくらい好きだ。そんな一人の時間をこよなく愛する私が前々から気になっていた場所が一人カラオケ専門店「カラワン」である。普通のカラオケとどう違うのか？私のようなボッチ好きの溜まり場なのか？頭の中に次々と疑問が湧き上がる。突撃現地取材を敢行した。
JR大阪駅から徒歩約10分。梅田にある一人カラオケ専門店・カラワン。店内に入ると店員さんから説明を受ける。ポイントは３つ
・すべてのコースにドリンク飲み放題（セルフ）がついている。
・カラオケにはヘッドフォンを使用し、貸し出しは別途100円である。
・料金は前払い式である。
ヘッドフォンは持ち込みOKだが、ここでひとつ注意！Bluetoothには対応していないようなので、有線のものを持ってこよう。
学割60分コース＋ヘッドフォンレンタル（480円）を選択し、さあ部屋へ。
当たり前だが、完全個室で内側から鍵をかけられるようにもなっている。オートロック式の女性専用ルームもあり、女性一人でも安心！カラオケチェーン店でありがちな「一人なのにパーティールームに通された」「あいつ一人で来てるで（笑）と思われそうで恥ずかしい」などの心配もないので、ヒトカラデビューにはうってつけだ。ドリンクバーやフードメニュー※１も自分で取りに行くので、部屋に店員さんが入ってくることはなく、一人の時間を思う存分満喫できる。私は１時間でアイスココアを３杯飲んだのだが、他に頻繁にお代わりをしている人は見当たらず、すこし恥ずかしかった。（しかしお代わりはする）
部屋に入り、まず驚いたのが「マイク」。
普通のカラオケ店と違い、「コンデンサーマイク」というレコーディングで使われる本格的なマイクが設置されていた！なんとなくテンションが上がり、持たなくてもいいので楽ちん。他にも（難しくて何も触れなかったけれど）音響機材をつなげられる装置「ミキサー」もあり、気分はまるで収録中の歌手だ！室内にはコンセントがあり、Wi-Fiも繋がるので快適。早速曲を入れてみた。みんな大好き！切なさの代名詞、米津玄師の「Lemon」だ。実際歌ってみると、ヘッドフォンがいい仕事をしている。自分が歌っているときに他の部屋の熱唱が聞こえてこないのだ！「本当に自分だけの空間」という感覚で、布団の中かのような安心感がある。しかしヘッドフォンが作り出す音空間が完璧なゆえに、ヘッドフォンを外してしまうと、逆に問題も明らかになる。知らない人のアカペラが丸聞こえなのだ。音楽がない分、いたたまれなさが半端ない。一気に現実へと引き戻されてしまった．．．。
だが、ここでメゲているわけにはいかない。気をとりなおして、一人カラオケに来た最大の目的である、ある説の検証にとりかかる。その説とは「友達の前では恥ずかしくて歌えないネタ曲でも、一人なら何の問題もない」という仮説だ。仮説検証のため最後に歌ったのはこの曲。マッチョ29の「ビバ！マッチョ」。題名からも分かるであろう、かなり攻めまくっている。だが、仮説を信じるなら、何も恥ずかしくないはずだ。私は熱唱した。
「マーッチョマーッチョビバ！マッチョ～！（中略）俺たちマッチョこの胸にタッチミィ～！！」（拳を突き上げる）。
もうお気づきだろうか？そう、この部屋に防音は施されていない。ヘッドフォンを外すと歌声（アカペラ）は外に丸聞こえなのである。丸聞こえなのである。私は一つの結論を出した。
ネタ曲は家で歌え
カラワン
TEL 06 – 6131 – 0811
大阪府大阪市北区小松原4 – 27
24時間営業
第２話 “ヤバすぎ”スポーツ
一人が大好きな人間・下市が今回向かったのは、みんなでワイワイの新定番「VS PARK」。全37種類の「“ヤバすぎ”スポーツ」が体験できるのだ。ヤバすぎスポーツってなんやねん。その疑問はもっともだ。正直私にもわからない。出版コースの女子を引き連れて、ヤバすぎ現場へいざ潜入！一人を裏切り、下市は集団へ寝返ってしまうのか？
ヤバすぎ１・ダイナマイトポーズ
事前調べで一番楽しみにしていたこのスポーツ。モニターに合わせて様々なポーズをとるのだが、意外と難しい。特にジャンプ。順番待ち中に他の人のゲームを見たが、一人も成功していなかった。我こそは！という人はぜひとも挑戦してほしい。「難しい」という意味のヤバいなのか？と思ったその時、あるモニターが目に入った。よく見ると、ゲーム中の正面からの様子がリアルタイムで映し出されている。正面から見てしまったら、ただの変な人ではないか！これは“ヤバい”。迷わず写真を連写した。
ヤバすぎ２・Run&Run
ゴムの力に逆らってひたすら遠くまで走り、距離を競う。遠くへ走れば走るほど、勢い良く自分が吹っ飛ぶ。ゴムと、自分と、相手との闘い。ただそれだけだ。それだけなのだが、妙に面白い。バルーンハウスのようなコースは、転んでも安心。むしろ跳ねるのが楽しい。バルーンハウス、好きだったなあ。そういえばあの頃は、ただ走るだけでも楽しかった。一見楽しいだけのこのスポーツのヤバさとは何なのか？体験すれば分かる。体力だ。体力を根こそぎ持っていかれた。“ヤバい”。
ヤバすぎ３・ワンダーウォール
ワンダーウォールは、プロジェクションマッピングとボルダリングを組み合わせたハイテクスポーツ。自分の触れた場所が光り、その広さを競う陣取り合戦だ。幼少の頃壁のぼりが趣味だった私は、このゲームには自信があった。しかしいざ勝負をしてみると、お互い領土が全く増えない！２人ともすでに自分の陣地になっている場所を必死に触っていたのだ。見かねたスタッフさんが「もう一度しますか？」と言ってくれたが、順番待ちの列ができていたので辞退した。恥ずかしさが“ヤバい”。
ヤバすぎ４・カートコーナー
電動カート・INMOTION（セグウェイのようなもの）・ポニーサイクルの運転を体験できる。本音では馬に乗りたかったのだが、周りの目が気になるので私たちは無難にINMOTIONを選択した。写真は案外すんなり乗れてしまった私と、体重移動ができない友達の図である。初めは慣れない乗り物にあたふたしたのだが、１分も経つと作業のようにひたすら同じコースを回っていた。この時私は満面の笑みでカメラを見ているつもりだったが、全く笑っていないのは一目瞭然である。このコーナーを一言で表すなら「シュール」。傍から見た様子が“ヤバい”。
VS PARK
TEL 06 – 6369 – 7186
大阪府吹田市千里万博公園2 – 1 EXPOCITY
10：00 ～21：00
第３話 世界のピンボール
出迎えてくれたのは、普段お店に在中している藤本さん、中井さん、橋本さんの３人。
店員さんじゃないの！？
実は僕たちはピンボール台の修理をしている修理会社の人間で、この店の店員ではないんだ。店員を募集しているんだけどなかなか来てくれないから、僕たちとBIG STEPの人が修理以外の店の手伝いもしているよ。
台はどこで手に入れるの？
アメリカや、海外から仕入れているよ。昔は日本でもピンボール台が作られていたんだけど、2000年代頃に生産がなくなってしまったんだ。日本のゲームセンターにはピンボールは置いていないでしょう？今はピンボールを置いているのは個人でやっているお店くらいしか残っていないと思うよ。
一番人気の台は？
一番人気なのは、店の中心に設置してある「スーパーマリオブラザーズ」の台だよ。みんなが知っているっていうのもあるし、イラストが可愛いから家族連れのお客さんに人気なんだ。導入以降、月間人気７位以下になったことのない不動の４番バッターだ。
どれがオススメ？
僕たちとしては、古い台がオススメだよ。お客さんには派手で新しい台が人気だけど、難しさが全然違うんだ。横から見たらわかるんだけど、古い台は傾斜がゆるやかになっていて、ボールがゆっくり落ちてくるんだ。新しい台だと、上手な人はずっと続けられるけれど、慣れていない人はゲームがすぐに終わってしまう。まずはやさしめな台を楽しんでもらって、それから難しいものにもチャレンジしてほしい。
THE SILVER BALL PLANET
TEL 06 – 6258 – 5000
大阪府大阪市中央区西心斎橋1丁目6 – 14
11：00～20：00
