個性豊かな第62回芸短祭!
LOVE&PEACEで盛り上がり!
2021年10月23から24日までコロナの影響から規模を縮小しつつも無事に62回芸短祭が開催された。
「LOVE&PEACE~心を密に今年こそ」というテーマの下、出店・ステージともにコロナ禍を感じさせない盛り上がりを見せた。個性豊かなコスプレや出店、ステージなども大いに盛り上がった。様々なコースによるステージは特に盛り上がり歌唱やダンスはとても圧巻だった。毎年盛り上がる、芸短には欠かせない一つのイベントものである。
コロナに負けない!一日目無事開催
一日目、ステージでは11時からオープニングが始まった。圧巻の書道パフォーマンスから始まり、続いて演劇やダンスが披露された。記憶に残るのはプログラムはなかった副手によるダンスだ。学生からの声援も大きく、短い練習期間とは思えない躍動感のあるパフォーマンスだった。
昼休憩を挟んで弾き語りやバンドの演奏が響き渡る。中でもポピュラー音楽コースによる全11曲にも及ぶメドレーは会場を大いに沸かせ、その日一番の盛り上がりを見せた。コスプレをしている学生も多数に上り、学祭を彩る華となった。
十人十色の個性溢れる出店!
今年の学祭の模擬店は多く、20店舗にも及んだ。学生が主体となって制作したオリジナルのグッズやアクセサリーは世界に一つしかない貴重な作品となっている。制作期間や方法も店舗によって違いがあり、制作者の特徴が顕著に表れた商品がずらりと並ぶ様子は壮観だった。古着や雑貨を取り扱う店舗もあり、レトロチックな雰囲気漂う店内は学祭とは思えない仕上がりだった。
模擬店の店員にも注目してほしい。学生が好きなキャラクターや独自のテーマに基づいたコスプレをしている。学生が個性溢れる衣装で自身の作品を売る様子は芸短祭でしか見ることができない光景だろう。
文芸部のメンバーが入れてくれるコーヒー
文芸部は毎年、決められたテーマを元にジャンルや形態を問わず自由創作で綴る文をまとめた部誌を芸短祭で販売している。
例年はあまり売れることがないのだが、今年は好調な売れ行きだったそう。印刷代や活動費が自分たちの本の売り上げを利用できれば素敵だと思い、今年からカフェを出店することに決めたとのことだ。
コーヒー提供の協力は芸短から徒歩10分ほどの場所にあるコーヒーの工房件コーヒーショップ「みさご珈琲」さん。一歩足を踏み入れると芳醇なコーヒーの香りに包まれる素敵なお店のオーナーさんに部長が協力依頼をしたそうだ。ハンドドリップのための機材を借り、コーヒー豆やカップなど事前の仕入れまでしたそう。文芸部員たちは珈琲の淹れ方を教わり、当日はコスプレをして温かいハンドドリップコーヒーを淹れてくれた。ちなみに、文芸部では毎年コスプレをして出店をする伝統があるそうだ。
白熱!二日目はステージコンテスト開催
二日目、去年と同様に最後に賞金がもらえるコンテスト形式で全9組によるパフォーマンスが披露された。午前中は弾き語りや個人での歌唱やバンドがメインだった。彼らは有名なアーティストのカバーや自身の作ったオリジナル楽曲を歌う。個性溢れる様々な歌声は観客を魅了し会場のボルテージを上げていった。
午後の部は目玉とも言えるポピュラーダンスコースのメドレーから始まった。躍動感のある動きと目まぐるしく変化するフォーメーションは見る者を圧倒した。ガールズダンスが醸し出す色気や、一転して男子学生が魅せるアクロバティックなパフォーマンスまで幅広い表現で観客を飽きさせない見事なダンスだった。
ダンスの後は前日に引き続いてポピュラー音楽コースのメドレーだ。各々のバンドが奏でる音色や歌声が会場に響き渡った。その後コンテストの表彰式と抽選会がありエンディングの弾き語りで芸短祭は幕を閉じた。
コロナ禍にも関わらず、それを感じさせない盛り上がりを見せた。来年はマスクをせず通常どおり開催できることを願うばかりだ。