ワクワク詰まった
雑誌の魅力
小説や漫画など、多くの本で溢れる書店でいつも輝きを放っているのが「雑誌」である。ファッション雑誌だと今を時めく女優やモデルをはじめとしたインフルエンサーが表紙を飾り、ほかにも料理、旅行などといった、そのコンテンツはさまざま。つい立ち読みしてしまう人も多いのではないのだろうか?紙媒体からweb化へと進む現代。歴史や各雑誌の特徴を改めて知ることにより、今までよりも面白い雑誌の世界を紹介していく。
芸短おすすめ授業!『雑誌論』
私が芸短に入学して、一番面白かった授業。それは1年後期にとっていた雑誌論の授業だ。 講師は西林先生。先生は長年出版社で働いていたため、自身の編集者時代の話も交えながら授業を進めてくれる。 日本だけではなく、世界の雑誌の歴史や、美しいレイアウトとは、マスコミとジャーナリズムの関係などといった「雑誌・出版」分野のみに縛られず、総合的にメディアの学びを深める授業となっている。 特に私が興味を持ったのは、「大阪の雑誌史」についての学びだ。ちなみに、現在の大阪の有名な雑誌といえば「あまから手帖」「SAVVY」「Meet」などである。 私たちにとって身近である大阪に焦点を当て、大阪の雑誌の歴史を深堀りしていく。 宮武外骨や、小林一三など聞いたことある人物も多く出てくる。それぞれが当時の雑誌にどう影響を与えたのだろうか?それは、授業をとってからのお楽しみに。 昔の雑誌は特に、歴史的背景と密接な関係だったんだなと改めて感じさせてくれた授業だった。
おすすめ有名雑誌3選
1、美容情報誌VOCE
安達祐実、北川景子、橋本環奈、石原さとみ、浜辺美波。令和の時代を彩る女優達。
世代も醸し出す雰囲気もバラバラな彼女たちだが、1つ共通することがある。
それはVOCEの表紙を飾っていること。
VOCEは、「キレイになるって面白い。」をキャッチフレーズに、講談社が発行する美容情報誌だ。毎度、旬な女優が旬なメイクをした表紙は毎度話題になる。
季節に合わせた旬カラーメイク、垢抜けるシャドウの入れ方などの上級者向けのテクニックから、悩み別に合わせたスキンケア特集、美容情報誌だからといって、メイクだけに縛られない充実したコンテンツとなっている。
有名な美容家の方たちが使ってみた感想やテクスチャーなどを詳しく書いてくれているページもあるため、美容に特化した本格的な雑誌だ。
VOCEは幅広い読者から愛されているため、化粧品ブランドともすごく仲が良い。美容界隈にとって1年の総まとめであるVOCEベストコスメ大賞は一大イベントである。
美容のプロが厳正に審査して決める新製品コスメのアワード。最先端技術、企画力、を争うコスメ業界最高峰のアワードだ。このべスコスに選ばれるということは、化粧品会社にとってすごく嬉しいことなのだ。現在は、メディアでの発信にも力を入れていて、WEBサイトはもちろん、定期的に開催される編集部によるインスタライブには、豪華美容家とのコラボも多く、楽しみにしているユーザーも多い。私もその一人である。
美容の最先端と、独自の発信力を掛け合わせて最高の美容を届ける美容雑誌、いや、美容メディア、VOCE。
ぜひ、一度VOCEを読んで「キレイになるって、面白い!」と感じてほしい。
2、Anan
書店でAnanが並んでいる。今月はカラダ特集。笑顔で胸を隠す女性タレント。
でも、不思議と手にとっても恥ずかしく感じないのはなぜだろう?
マガジンハウスが毎週水曜日に発行する女性週刊誌・ファッション雑誌。
若年層をメインに中高年、幅広い世代に愛されている。今が旬のタレントを使用し、流行に敏感な人たちの心をキャッチする言葉が並べられた洒落た表紙。思わず手に取って立ち読みしたいと思わせる。幅広い世代に愛されているということは、1つの系統だけで攻めているわけではない。Ananは、毎号テーマが違う。ファッション雑誌とはちょっと違う、雑誌の中でも珍しく、毎月違ったテーマで色んなテーマを楽しめるようになっている。
本屋に行くと、いつもAnanが4つくらい並んでいる。若年層をターゲットにしたジャニーズグループが表紙を飾った恋愛系、トレーニングを特集したダイエット系、占い好きな人が多い女性向けに風水の知識などをまとめた開運の号。テーマは本当に週によって異なる。
私たちはみな、小さくても何かしらの趣味といえるものが1つあるはずだ。
でもせっかくの人生、興味を持ったことのない世界を知って、新しい趣味を見つけたい。
見つけよう、Ananで。これは『お洒落な』週刊誌だ。
3、CREA
今年もこの季節がやってきた ― 。
毎年、年末の時期に出されるCREAの贈り物バイブル号を楽しみにしている人は多い。CREAは文芸春秋が発刊する、女性向けライフスタイル雑誌だ。
女性のココロをワクワクさせる内容ばかりをテーマに取り上げてくれる。
それは部屋であったり読書であったり、おすすめの贈り物たち、であったり。
自分も周りの人も幸せにさせてくれる特集ばかりだ。
なかなかウインドウショッピングすらできる時間がなくても、この本一冊でまるでショッピングを楽しんいでるかのような気分になれる。