◎夏公演、本番に向けいよいよ佳境!
8月7日、8日の両日、JR伊丹駅前の伊丹市立演劇ホール(AI・HALL)で開催される大阪芸術大学短期大学部メディア・芸術学科パフォーマンス系各コースによる合同公演(通称・夏公演2025)の準備がいよいよ佳境に入ってきました。

舞台芸術コース(身体表現、舞台制作)、ポピュラーダンスコース、ポピュラー音楽コースによる演劇『どくりつ こどもの国』の練習に余念がない身体表現専攻の3人(母役:川邊佑香利、ハムスター(兄)役:森西柊太、同(弟)沖貞走汰)に、メディアコース先端メディア専攻の田村月と津田稀美が、本番を前にしての意気込みを聞きました。
〈質問〉
①役に対する思い
②楽しいこと
③しんどいこと
④本番に向けての意気込み
⑤見どころ
心に響く「正義の反対のもう一つの正義」
川邊佑香利(カワナベ・ユカリ)

①演じているときに自分の母親と自然に重ねる部分があり思い入れの強い役。
②今回アクションシーンが初めての試みでとても面白いです。その中でアクションの指導をしてくださっている映見先生が私の特技であるバレエの身体性を活かした動きをアクションの中に取り入れてくださっていて、それがすごくやりがいがになっています。
③岩崎(正裕)先生のセリフの中の言葉を借りるなら「正義の反対のもう一つの正義」といった役です。悪役としての正義を演じるにあたって心にドーンっと落ちてくるものがありますね。
④大学に入ってから初のセリフのあるお芝居をやり始めて、すべてが新しい試みなのでとりあえず精一杯頑張ります!
⑤旅の一座である子どもたちがエスニックな踊りを見せてくれるのですが、そこに母がノリノリになってその踊りに参加していくシーンを是非楽しみにしてくださったらなと思います。
危機から生まれるホンネに注目!

兄役の森西柊太さん(左)と弟役の沖貞走汰さん(右)
森西柊太(モリニシ・シュウタ)
①ラタは同じ時期に生まれて、同じ時間を過ごしてきた双子だけど意外と違うところがあったりして、なんだかんだ憎めないそれが本当の家族だなと思いながら演じています。
②コメディチックなキャラクターなので、動きや声が大きくて演じていて面白いです。
③普段はそんなにテンションが高いタイプじゃないので、ラタを演じるとギャップを感じて疲れるときもあります(笑)
④お互いお芝居が初めてで、いい仲間に囲まれて仲間に頼りながら、時には頼られたいなと思いながら助け合っていきたいなと思っています。
⑤兄としては、危機的な状況に陥るシーンがあるのですが、そういう状況だからこそ出てくる本音に家族愛を感じられてそこが見どころだと思います。
沖貞走汰(オキサダ・ソウタ)
①作品自体が暗めなのですが、それをちょうど僕らのお笑いのシーンでバランス良くして、見に来てくださった子どもたちをいっぱい笑わすことができたらいいかなと思っています。
②ふざけるシーンが多くて、普段ふざけないので演じていてスカーッとします(笑)
③普段の生活でそんなに声を張ることがないので役でいきなり声を張ると喉がきつくなるときがあります。
④授業を重ねる中で、ダンスの方が振り付けをしてくれていたり、制作の方が台を組んでくれたりするのが形になって見えて、演じる僕達にとって良いプレッシャーになっています。全力でできる限り演技をできたらなと思います。
⑤ふざけていることが多いラタ兄弟ですが、後半では違ったところが見られると思うのでそこが見どころだと思います。

8月7、8日の夏公演、ぜひお待ちしています!